1週間前の話になってしまいますが、日本の家族から荷物が届きました。
8月末日に送ったよ、と連絡があってから、1カ月強。10日で着くらしい、という噂は噂のままでありました。
ブルキナでは、各家庭に郵便箱があるわけじゃなくて、郵便局に私書箱を開設します。私は、環境省のを使わせてもらっています。
ちゃんと私書箱番号もあるけど、上司は、
「ブルキナ・ヤコ・環境省って書けば届くぞ!」って言ってました。ほんとか?どなたかお試しあれー。
郵便局は環境省のすぐ前。7時すぎくらいにガルディアンがおもむろに郵便局に向かい、中身をチェックしてくれます。
荷物が届くと、届いたよー保管してあるよー、という紙が来て、本人が受け取りに行きます。
期待はしてなかったものの、2週間をすぎたあたりから、
「むっしゅ、今日は来てない?」と毎朝聞いてたので、さぞウザかったことでしょう。でぞれー(ごめんー)。
月曜朝、眠くてテンションの上がらない私に上司がふいに渡してくれたのは、これ!

例の「届いたよ紙」!これこれ!これなんだよー!
取りに行っておいで、と言ってくださったので、早速郵便局へ。
お金を引き出すために長蛇の列をつくる市民の方々も、にやにやしたナッサーラが意気揚々とやってくるのでさぞかし気持ち悪かったと見え、いつも以上にじろじろと見てくるのでした。
なんだかんだで30分待って、「成吉思汗たれ」と書かれたダンボールが見えた時の感動といったら!
ここで開けないのか!とさすがに中身が気になる様子の同僚を「うるさい!」と一蹴し、開けたい気持ちをこらえるために心頭滅却し、12時半の業務終了と同時に即帰宅。
でも道中、ヤコ・リグラランキング暫定1位のマダムの屋台で立ち止まってしまい、15分のロス。
家に着いて、早速開けると、90%が日本の食べ物、10%がその他。さすが母。
おそば、そうめん(いぼのいと!)、だしの素、とか。
お菓子も。最近落花生ばっかり食べてた体には、和な甘みはじんわり効くのでした。

なぜか草履サンダルも。やっぱ浴衣作ろう。

そして、野菜の種。この葉物なチョイスは、きっと健康を気遣ってくれた結果だと受け止めておりますが、真相やいかに。

一人暮らし歴8年の中で、たくさん荷物を送ってもらっていましたが、やっぱり今回が一番。なんていうか、心に沁みました。
海外に荷物を送るって関税とかいろんなことがあって大変なんだそうです。
もちろんうちの両親も初めての経験なので、郵便局に行ったりヤマトに行ったり、いろいろ調べてようやく送れたって言ってました。
英語すらおぼつかない母が、きっと和英辞典で一生懸命調べて書いたであろう内容物リストを見て、なんだか涙がこぼれてくるのでした。
いつものようにチラシの裏(しかもパチンコの)に書いた手紙を読むと、自分がまるで江別や苫小牧にいるような錯覚を覚えました。でも、ここはブルキナ。離れてるはずなのに、離れてない感じがするのは、世界がやっぱり小さくなってきてるから、なのでしょうか。
みんな応援してる、という言葉を見て、またがんばろう、と素直に思えたのでした。
ありがとう父さん母さん、にいちゃんおばあちゃん。
そうだ。どんな生活してるんだ、と兄ちゃんが言ってたらしいので、部屋の様子を少し。
▼勉強机。

▼ベッド。蚊帳付き。

こんな感じで細々と生活してます。元気です。とっても元気です。太りました。
「バルカ!」は現地語で「ありがとう!」。
感謝の気持ちを込めて、
おわり。
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