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端切れサッカーボール

ヤコから約4キロのところに、ヤコ市に行ったことない!という子どももいるような小学校があります。




本来、学校にはポンプ等が近くにあるべきなのですが、この学校は500M以上も離れた村のポンプまで水を汲みにいかなければなりません。




主に黒板を消すための水や、飲み水になっていて、手洗いやトイレ掃除、木に水やりするための水までは確保できず、初めて訪問した時、「環境教育や衛生教育をやるのはいいけど、現状では、実際に行動に移せるとは思わない」と言われました。




それでも、校長先生は意識の高い方で、少しでも水汲みの負担が軽減されるようにと、父母会と話し合って手押し車を買いました。それまでは、子ども達がバケツを一つひとつ持って汲みに行っていたのです。





何かお手伝いできることはないかしら、と思っていたら、この学校のロケーションに目とまりました。ルートワイグヤから少しだけ奥まった場所にあるこの学校。近くの村では、通っていく車から捨てられたであろうビニール袋が意外と目立ちました。





これを使ってボールを作りませんか、と校長先生に提案したところ、APP(生産実習活動)でやることが全然なくて困っていたので、ぜひやりましょうと言って下さいました。





このボールというのは、服の仕立て屋さんで余った端切れをもらってきて五角形と六角形に切り、サッカーボールの形に縫い合わせ、中にビニール袋などのゴミを詰めてボールにするというもの。縫い合わせるのは自分でもできるけど、私はミシンでやってくれる仕立て屋さんにお願いしています。





2月後半に、CM1(5年生)の子どもたちと一緒に布を切る作業をしました。
はさみがある人は持ってきてね、とお願いしていたら、持ってきてくれたのはいいんだけど、質が悪いのなんの…そして、そもそもはさみの使い方を知りませんでした。図工なんて教科はやっていないもんね(^_^;)





子ども達だけではなく、先生も使い方を知りませんでした。
一緒にやってくれたのはいいんですが、はさみの先端を使って切りにくそうにしている様子を見て、ブルキナの教育の問題点をまた垣間見たような気がしました。
奥のほうを使って切るんだよ、と教えてまわると、切れ味の違いにびっくりしていました。


▼この人は研修生。積極的に指導していたのが印象的でした。
先生も!


▼頑張って切ってます。
布切り作業





この学校のまわりは木も何もありません。壁ももちろんありません。なので、ゴミは風で全部どこかへ飛ばされてしまいます。ビニールも、紙も。




じゃあ中に入れるゴミはどうしようか、という話を校長先生としたら、家のまわりから集めてこさせましょう、ということになりました。前述のように私も近隣の村のゴミの多さは気になっていたので、次の時間までにビニールゴミを集めてくるように子どもに伝えました。







2週間開けて(仕立て屋さんに作業してもらう時間もあるので)、15日再び訪問しました。時間があいてしまったから、忘れられてるかな?ちゃんとゴミ集めてきてくれてるかな?いろんな不安がありました。





実はこの活動は、学校のない木曜日にやることになっていました。最初の話では、APPの時間にやることもないし…ということだったんですが、多くて45分しかないAPPの時間では作業が進まないし、いくらでも時間を使える木曜日にやりましょう、と校長先生が提案して下さったのです。





せっかくの休みだし、学校に来るのを嫌がる先生もいると他の隊員から話を聞くんですが、自らこう言って下さったことはとても嬉しいことでした。




…ということで、お休みの日にちゃんと来てくれるのか?という不安を抱えたまま教室に行くと、大量のサッシェを持った子ども達が待っていてくれました。校長先生も自ら来て下さいました。


集めてきたゴミ



縫いあがったボールを見せると、初めてそこで完成図がイメージできたのか、子ども達からは歓声が上がりました。
そして、早速ゴミ詰め作業開始!!



きれいな丸の形になるように、あーだこーだ言いながらゴミをつめていきます。



ゴミを詰めたら、それからは私の出番。最後の仕上げで、入れ口を縫っていきます。研修生の先生もお手伝いしてくれました。


9グループあったので、グループに一つ、それからうちに眠っていたものも合わせて、15個のボールが完成しました。

▼完成!!
完成!




意外と跳ねるため、子ども達は大喜び!校長先生たちも、これでバレーでもなんでもできる♪と大喜び!!






「これは誰のボール?CM1だけで使いたい?」



「ウイー!」「ノーン!!」



「これはみんなが作ったボールだけど、学校みんなのもの。CM1の教室に置いておくけど、他のクラスの子も使うからね!意地悪するんじゃないよ!」





と校長先生からお話があり、自分達だけで使いたかった子はちょっと苦笑い。でも、私としてはたいして遊び道具のないこの学校の子みんなが使ってくれたほうが嬉しいなと思います。





その後、ウンデのまいちゃんとワガのオマー(日本人)が作成してくれたゴミ啓発ポスターを使って、校長先生が子ども達にゴミの処理についてお話をしてくれました。この先生、非常にやる気のある方なんだと、ここで改めて確認。









ゴミを遊び道具にする技術を教えてくれてありがとう、あなたはもう少しで帰ってしまうけど、来年度も、今度は自分達でまた作ります











と校長先生が言って下さいました。こんなこと言われたのは初めてでした。



最近、私がやっている活動は私がいなくなったら終わるな、と思ってくさっていました。
自分がいなくても、この人達が続けられることを、と思ってやってきたつもりだったけど、決して良い方にはまわっていなかったこの1年9カ月。終わりを目前にして、何もヤコに残せないのではないかと落ち込んでいましたが、こんな小さなことでも、「またやるよ」と言ってくれたことが本当に嬉しく、また頑張ろうと思えました。





このサッカーボールは、ワイグヤにいた先輩が始めたもの。事務所の方も、会議の度に「いや~ボールいいですよね~」と言ってくれていたのに、なかなか実行に移せずにいました。
残りも少ないですが、もうちょっとがんばっていろんなtころで広めていこうかなと思います。



おわり。
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Re: No title

そうそう、誰か一人でも見ててくれればそれでいいやって思ってたけど、
それを言葉にしてもらえるとやっぱり嬉しいなと思ったよ。

それがどんなに小さいことでも、それが積み重なってちょっとずつ成長していけるのかもしれないね。
人とのつながりって大事よね。

よし、がんばるー(^-^)

Re: サエコに同感!!

もう終わってしまう頃にこんなこと言ってくれるなんて、ブルキナベもアレよね~笑

自分を傷つけるのも癒してくれるのもブルキナベ、ということを言ってくれた人がいるんだけど、
ほんとうにその通りだなと。

またこんなことを言ってくれる人に巡り合えたらいいな~(*^_^*)

ささ、仕事頑張ろう♪

No title

いい文章読んだなー

最近ホント腐ってるから心が洗われた感じ笑

自分のやってることが周りの人に認められるのって
すごい大事なことだよね!
別にパフォーマンスでやってる訳じゃないけども、
やっぱり認められたらそこから自信にもつながるしね!!!

頑張れけいこー

サエコに同感!!

あたしも読み終わってうるうるしちゃったTДT

だって「今度は自分たちで作ります」だよー!!
子どもたちがボールで遊んでる姿とか、ゴミ集めてる姿とか想像してまた泣けてくる;□;
なんかもう、全部 感動 ><
そして、とってもうらやましいです♪

はぁ。泣いてないで仕事がんばろっ♪♪

Re: No title

あら~泣かせちゃった笑

物をあげて喜ばれるよりも、使える技術を教えて喜ばれるほうが嬉しいもんだなと思いました。


あと2カ月ちょい、がんばるよ~(*^_^*)

No title

このブログを読んで、ちょっと涙ぐんじゃったよ(;O;)
どんな小さいことでも、例えみんながわかってくれなくても、
わかってくれる人がいるってとても幸せなことなんだよね!!

なんだか最近、マイナスな自分がいるので、励みになりました!!
ありがとう★
そして、残り精一杯頑張ってきてね(*^_^*)
プロフィール

Author:わたり けいこ
海と緑と太陽のまち、豊浦町から、
赤土とちょっとだけ緑と太陽の国、ブルキナファソへ。

環境教育隊員として、首都から北西100キロ、ヤコ市で活動中!!

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