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キレ部再び

先日、環境省の上司が先生達の前で環境教育について話をする機会がありました。



GAPという学校間ネットワークがヤコ市内にいくつかあるのですが、その中の一つのグループから、依頼があったのだそうです。



会場は、我が家及び上司宅から徒歩1分の所にある私立の学校。実はこれが初めての訪問。こんなに近いのに…(-_-;)



この学校はアメリカ人女性が校長で、孤児院も兼ねています。他の学校とは異なり、日本のような一人ひとり独立した机・椅子が与えらえれ、ひとクラスの人数も少ない、先進国のような設備です。主に他の学校でドロップアウトした子ども等を受け入れているそうです。





今回上司に依頼したGAPに属しているのは、6校。そのうち4校は既に授業をさせてもらったり、既に実施予定を組んでいる所だったりで、顔見知りの先生も何人か。



計画停電の噂があり、プロジェクターを使った上司のプレゼンは、なんと10分で終了。
エコ市民とは何か、なぜエコ市民を育成する必要があるのか、環境教育とは、などなど。結局、その後の質疑応答の最中に停電になりました。



▼参加者の先生。50人位いたかな?ぎゅうぎゅうでした。
参加者達



発表自体は短かったけど、その後の質疑応答が盛り上がり、会議は2時間半程続きました。


▼質疑応答の様子。プロジェクターはワイグヤの州局から借りたもの。これがヤコにもあれば、色々使えるのになぁ。

質疑応答




上司が私の活動のことも触れてくれて、私が意見を言う機会も作ってくれました。



大勢のブルキナベの前で意見を言うなんて、初めての経験!言いたいことがあまりうまく言えなくて、同じようなことを何回も繰り返していたような気がするけど…






環境教育は、必要だと言われているけど、今のところ義務ではない。
でも、この国の環境問題は深刻化している。
教育は、今日明日で結果が出るものではないから、今すぐ始めること、そして少しずつでも継続することが必要。
教科として扱われていない今は、環境省が積極的に学校現場に介入するのは難しい。でも。子どもと毎日触れ合っている先生には、それが可能だ。
あなた方が態度を少し変えるだけでも、それは立派な環境教育。休み時間に、あなた方がゴミをポイ捨てしてるのを、子どもは見ているし、それでいいんだと思ってしまっているから。





というようなことを。

どこまで伝わったんだろうかね。






その後の質疑応答では、キレ部の活動を応援してくれるようなコメントが多数。






国としてはどういう動きなのか。国レベルで動かないと、現場ではどうしようもない。





…完全に人任せ。しかも去年行っていたクラスの担任。







お金がないから何もできない!教材もない!何もない!!




…でました、ないない攻撃。








ゴミ箱がないのにポイ捨てするなというのも変な話。ゴミ箱を設置するお金がないんだから環境教育も無理。




…その辺に落ちてるビニールだってゴミ箱のかわりになるし!お金かかんないし!







学校でどう取り入れたらいいかわからないから実施できない。





この意見に関しては、あんたら教育のプロなんじゃないのか、と上司が突っ込んでいました。






なんにせよ、積極的ではない意見ばかり聞かれました。残念だけど、それが現実なのかも。







キレ部として最も活動のしがいがあったのは、上司がトイレについて話したくだり。




生活環境汚染の一つの原因として、トイレで用を足さない子どもが多いことを挙げ、学校でもトイレを使わないという話をした時。







先生方、なんと一斉に笑い始めました。





おいおい、笑えないから!!!あんたらの指導不足が露呈してんだよ!!!





椅子不足のため立ちっぱなしで話を聞いていたのですが、腕組みをして壁にもたれながら先生方を睨みつける姿は、さぞかし不快な印象を与えたのではないかと思います。
しかし、そうせざるを得ませんでした。今はちょっと反省。恵比須顔をキープできない自分、まだまだ子どもです。





まぁでも要は、恥ずかしいと思っていないのね。指摘されたところで、他人事。何にも思っていないのです。





買い物をする時、無駄にビニール袋をもらうことについて話した時もそう。ポケットに入るような小さなものも売る側はビニール袋に入れてしまうし、買う側も「ビニールに入れて」と要求している、それが当たり前になっているという話。



みんな他人事かのように笑ってたけど、自分達のことでしょうが。









終わった後上司が言った言葉集。




Ils sont têtus.(教師って…あいつら頑固だな~)



ほんと、全然変わる気がない様子。



Il faut voir loin(先を見ないと!)



今日明日で変わるものではないというのが明確になったので。現実から逃げているという風にも捉えられますが。



C’est une question de volonté.
Ce n’est pas une question de moyen.
(意思の問題であって、お金の問題じゃない)



環境教育とは、態度を変えること。そこにお金は必要ない。その通り。








日本で考える「教師」とは一味もふた味も違うブルキナの教師達。



まだ、「この人は!」という人には出会えていません。



巡回する中で、一人でもいいからそういう先生に出会えたらいいなと思いますが、果たして果たして。





おわり。
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プロフィール

わたり けいこ

Author:わたり けいこ
海と緑と太陽のまち、豊浦町から、
赤土とちょっとだけ緑と太陽の国、ブルキナファソへ。

環境教育隊員として、首都から北西100キロ、ヤコ市で活動中!!

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