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退避中の話 その2

まぁなんやかんやで、収穫の時期を迎え始めるわけですけども、



まず白菜の収穫の時は、お母ちゃんが他の農家さんのとこに手伝いに行ってたもので、お父ちゃんと二人でやってました。




私の部屋の窓から白菜畑が見えるんですが、朝起きて外を見るともうお父ちゃんが畑に出てるので、日焼け止めだけ塗って畑へGO。お父ちゃんが切った白菜を、4つずつ箱に詰めます。1箱10キロ?だったか?


▼これはまだ収穫前ですが。私の部屋から見える白菜畑とキャベツ畑。
キャベツと白菜畑




いちご。



今年は手違いにより、いつも作ってるのよりもっとおいしい苺の苗を植えてしまったという事件がありました。本当おいしかったなぁ。収穫しながらむしゃむしゃ食べました。うまうま(^^)v





かぼちゃは、畑から取ってきてヘタを切り取り、切り口を乾燥させた後磨いて箱詰めして出荷です。
でかい私の頭よりもでかいかぼちゃがたまにありましたが、どうしたらこんなんできんのだろうか?とても疑問に思います。




とうきびは、朝のうちにとらないと栄養が茎のほうにいってしまうので、両親は4時起きで収穫していました。さすがにそれにはついていけませんでした。



収穫してきたとうきびを、サイズごとに分けて箱詰めしていきます。とうきび、たくさん食べました。
自分で言うのもなんだけど、ほんとおいしいです。うちのやつらは。今年は特に、自分で種まきしたから、おいしさもひとしおだったのかな?と思ったり、思わなかったり。






しかし、一番やっかいだったのは、キャベツでした。ほんと、ほんと、ほんと厄介。



加工用なので、スーパーで売ってるのより格段にでかいキャベツ(1玉2キロ~4キロ)なんですけど、これを1箱16キロになるように、段ボールに詰めていくわけです。



なかなか16キロにならないことにまず腹が立ちました。15.5キロとか。
それもOKにできちゃえばいいんだろうけど、性格上そういうことができないので(抜き打ちチェックされてたまたまそれに当たったら嫌だし)、「もっと重いの!」と親に偉そうに要求していました。



そして、16キロという重さ。かぼちゃもとうきびも10キロなのに、この16キロは、トラックに積もうとすると、結構腰にきます。1日だけ、午前80箱、午後160箱出荷した日があって、その時は本当に父を恨みました。早く「今日はもう終わり~」と言ってくれ!!と。







中学を卒業して家を出てから、初めてこんなに実家で暮らしました。





先の見えない不安で、若干鬱状態にもなりました。




田んぼで転んで、ドロだらけになって、プチ鬱状態にもなりました。





でも、この4カ月、農民として働いたことは、ブルキナで過ごす時間と同じくらい貴重な時間だったように思います。







親と一緒に、畑と向き合う。



こんなこと、この先きっとないでしょうから。






職種は違うけど、「野菜栽培」の技術補完研修、無事修了したということになるんでしょうか。


それは家族に聞いてみないとわかりません。


稲刈りできずにブルキナに戻ってきてしまったので、修了できてないかもしれません。







そしたらまた、来年帰った時に手伝おうかなと思っています。



お父ちゃんお母ちゃんおばあちゃん、ありがとうございました。


おわり。
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退避中の話。

4か月、ずっと実家で過ごしていました。



農作業を手伝っていました。




うちは零細農家です。細々とやっています。自転車操業と、家族同士で揶揄し合う、のん気な農家です。




じゃがいも、とうきび、白菜、キャベツ、かぼちゃ、いちご、豆、米、などを作っています。






今年は、寒くて全然畑仕事が進まなかったそうです。


そこに、私が突然帰ってきた。


親は、そういうことになってるんだな、と思ったそうです。大変な時は、ヘルプがやってくるものなんだと。







土づくりに始まり、畑のビニール掛け、種まき、定植、予防、草取り、収穫、出荷。田植えもしました。



とうきびの種まきは、何千というビニールの穴に、1粒ないし2粒ずつ、手でまきます。ずっと腰を曲げたまま移動し、蒔き続けます。
腰が痛くて、太ももの裏も痛くて、本当にもう嫌だと思いながら、ひたすら蒔いていました。帰って来たことを心底後悔しました。本当に嫌でした。



かぼちゃや白菜やキャベツは、苗を作るところから始めます。ゴマ粒みたいな種を、土を入れたセルトレーに一粒ずつ蒔いて、温度調節をしたり水やりをしたりしながら、適度な大きさになるまで大切に育てます。






そこまではいいんです。






木材で作った道具で十文字をつけた畑に、ひとつずつ植えていくわけですけども、これがまた根気のいる仕事でして、そんなに広くないと思っていた畑がとてつもなく広く感じて、またまたもう嫌だと思いながら植えました。





かぼちゃは、一つの苗から伸びていっていくつも実がなるんですけど、白菜とキャベツは一つにつき一つしかモノがならんわけですよ。だからすげーたくさん植えなきゃある程度の収量にはならないわけでして、なんかほんとに一心不乱に植えておりました。でもなぜかキャベツの時だけいつも寝坊していて、キャベツはあんまり植えませんでした。





白花豆も、なんかこう、気が遠くなりながら蒔いてました。小豆も、とうきびと同じ要領でやるので辛かったんですが、この頃には多少体ができてきたのか、とうきびの時ほど辛くありませんでした。








ある程度畑に種やら苗を植え終わると、あとは雑草を抜いたり防除をしたり、こまごまとした作業が続きます。






うぇぇぇとなったのは、花豆の補植でしょうか。補植用に作っておいた苗を、うまく生えなかったところに1本ないし2本植えるんですが、なんかもう、土が悪くて全然生えてない所は地獄。植えても植えても終わらない!!ほんと嫌になるー!!!




これまで、一応農薬なので手伝わせてもらえなかった防除も、今回初めて手伝いました。勝手がわからないもんで、よく両親から指導が入りました。イラっとしたけど、今ではいい思い出です。





なんか長いので、



つづく。

一夜明けて

今日は一緒のホテルに泊まってる同期からの電話で目が覚め、時計を見ると10時でした。


ブルキナに住み始めてからというもの、毎朝6時前には起きていたので、ほんと久々の大寝坊!
ま、用事も特にないからいいんだけど…




昨日の午前中、成田から都内に移動してきました。

久々に本屋に行き、
久々に長風呂をし、
久々に行った「ドラッグストアー」と呼ばれる店にて購入したかかと角質とりパックをし、顔もパックし、
久々にだらだらとテレビを見て、
久々にストレスレスなインターネット環境を体験。




全てが久々で、全てが新鮮。










たかだか10カ月、されど10カ月。そういうことなのか?


いや、時間だけがすべてじゃない。


10か月、過ごした場所がブルキナだからだと思う。









フロントガラスの割れたタクシーもない。


街中にゴミが落ちていない。


舗装道路しかない。










10人乗せて走ってる5人乗りタクシーも。


頭にマンゴーでいっぱいのたらいを載せて歩くおばさんも。


トラックの下にゴザひいて寝てるおっさんも。


「ma cherie!」と気安く声をかけてくるおっさんも。







ブルキナで当たり前の景色がここにはなくて、生まれてからずっと当たり前だった「日本」の景色だけがある。

そりゃそうなんだけど、なんだか不思議。

月曜の朝までは確かにヤコにいて、火曜の昼まではブルキナにいたと思ったんだけど。

気がついたら日本で、結構普通になじんでしまっている。









あたたかい風が気持ちよく、


皇居外苑の景色は緑で溢れ、


そのまま落ちてきそうな桜の花が、今は確かに春なんだと教えてくれる。






環境の違いすぎるところにいたんだな、とほんとに実感。


日本て、やっぱ素敵なところだわ~と実感。







でも、







肌に突き刺すような痛い位の日差し。


埃とゴミを舞い上げながら通り過ぎる熱風。


植林によって人工的に整然と並ぶ木々。







今の私が見たいのは、そういう景色。ブルキナの景色。











早く帰りたいなぁ。



ほんと早く帰りたい。







おわり。


なんだかんだと

言ってる間に、ブルキナの治安情勢、予想以上に悪化!!!






軍隊が各地で銃等を使って抗議行動を起こし、同期の中には任地で実際に実弾を使った抗議行動を経験した人もいました。かーなーりすごかったみたいです。


2月くらいからぼちぼちあった学生のデモなんて、かわいいもの。(車や家を燃やしちゃうのはかわいくないけど…)


今週の月曜日も、ヤコでは朝から学生デモがあり、一瞬だけ警察とぶつかったというか触れ合ったというか…シールドを持った警察がわらわらしてたけど、すぐに終息。









こんなことしてないで勉強すればいいのにね~と同僚とおしゃべりしていたら、調整員さんから連絡。


何かと思ったら…













ブルキナ隊、緊急国外退避!!











え!?????ヤコ、平和だよ!!?????














と訴える間もなく、夕方までに荷物をまとめてワガへ上京するように、とのこと。


こんな時に限って上司不在、カウンターパート不在。同僚の森林官に、



「え、なんか日本に帰んないとなんなくなった。」



「は?」



「わかんないけど夕方までにワガあがれって」


「夕方って早すぎでしょ!!てか帰ってくるんでしょ?」


「わからん!!!!」


「わからんて何!!」





あまりのことに混乱し、号泣しながらこんなやり取りをして、とりあえず荷物をまとめに家にダッシュ。


もしかしたら帰れないかもしれないという前提で、必要なものを持ってくるように指示されていたけど、


何を持って帰ればいいもんだかさっぱりわからず、電子機器関連のもの以外はとりあえず着る服くらい。本当に、取るものもとりあえず、という感じ。




合間合間に、環境教育をやらせてもらっていた学校の校長先生たちに、しばらくブルキナを離れると連絡したところ、なんと家まで会いに来てくれ、さらにバス停まで車で連れて行ってくれるとのこと!!ありがたい!!




不在だった上司にも連絡すると、たまたま会議でヤコに来ていた、北部州環境省のDP達がわざわざバス停に来てくれました。




口をそろえて「なんでこんな急に帰るんだよ!!」




腑に落ちないのは私も同じ。お世話になったたくさんの人に、これが今生の別れではないとは思うけど、なんの挨拶もできないままヤコを去るなんて、こんな悲しいことはないのに。





…なんて言っていても、時間とは無情なもの。バスが来てしまい、またねと言って、同居人と一緒にワガへ。










ドミで1泊した後、なんとなんとブルキナ→ベナン(1泊)→フランス→日本。まさかのベナン経由!!実に4日間の移動。















ということで、あろうことか今日本にいます。10か月ぶりのJAPON!!



今日は成田のホテルに1泊。土日は東京に泊まり、月曜にブリーフィングを受け、多分月曜中に北海道に帰ります。



いつブルキナに帰れるか、そもそも戻ることができるのか、わかりません。最低1カ月は国外避難だそうです。








ブルキナは西アフリカ一平和。


任期が終わるまでは離れることは絶対にないと思っていたけれど。









飛行機を乗り継ぎ乗り継ぎ、どんどんどんどんブルキナが遠くなる中で、


ブルキナで出会った人の顔がたくさん頭に浮かんで、


もしかしたら帰れないかもしれないという最悪のシナリオも頭に浮かんで、


どう気持ちの整理をつけていいのかわからないというのが現状です。












まぁでも、あんまり考えすぎず、ブルキナが安定することを心から願って、しばらく実家の農作業手伝って過ごそうと思ってます。













久々にローソンに行って同期と大興奮しました。




最初に口にしたのは、納豆巻きでした。




携帯がないのでテレホンカード(笑)を購入する予定です。







おわり。
プロフィール

わたり けいこ

Author:わたり けいこ
海と緑と太陽のまち、豊浦町から、
赤土とちょっとだけ緑と太陽の国、ブルキナファソへ。

環境教育隊員として、首都から北西100キロ、ヤコ市で活動中!!

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